前回、人生における一番大事なことは、

「嘘をつかずに、本質を生きること」とお話しました。 


さて、その次に大事なことは、

「自分は、信じることができる人間だろうか?」

ということです。


 もし、自分に嘘をついていたら、

「他人も 、私と同じように嘘をつくはずだ」と思うようになります。

そして、疑心暗鬼に陥り、「何か魂胆があるのではないか」と

他人を、さげずむようになります。


こういう人が、「私は、他人を信じられないだけだ」と

言う場合がありますが、これもまた嘘です。

この人は、また自分でも嘘と気付かずに嘘をついてしまいます。


本当は、「他人を介して、私には災いが起こると思っている」

というのが、本質です。


つまり、この人は、「気を抜くと、私の人生には災いが起こる」と

思っています。自分の人生そのものが、信じられないのです。


すると、常に周りを警戒し、気を張っていなければなりません。

緊張を解いたら、災いがくるかもしれないのですから、

常に用意周到に、備えていなければならないのです。


すると、神経は緊張し、筋肉は固くなり、

何をするにも力が入り、疲労は常にのしかかります。

それによって、血行も悪くなり、頭が回らなくなり、

なぜ、自分は、疲れるのかも分からなくなり、

体だけが、黙々と緊張を続けるようになります。


しかし、これは、全て自分で起こしていることです。


「自分は、信じることができる人間であるだろうか?」

つまり、「私は自分の人生を信じられるだろうか?」


この問いは、非常に奥深く、私達の身体と心と人生に

働きかけ、一生を左右します。