例えば・・・
500円を寄付する場に居合わせたと考えます。
たまたまそういう場に立ってしまった。
そこで、寄付しようとして、お金を取りだしたら、
隣から不意に「別に寄付しなくてもいいよ」と、
誰かに言われるとします。
すると、
「あ、やっぱりどうしようかな。もったいないからやめようかな」
と考えてしまったと・・・
さあ、この出来事を皆さんどう考えますか?
・・・
よく「成功しよう!」・・・と言う方がいますね。
一回くらい成功してみたいんだろうなぁと思うんですけど、
例えば、その成功はお金が沢山入ってくることだとします。
入ってきたお金は、今度は、使わなければいけません。
「貯めておけばいい」と皆さん思うと思うのですけど
それは、自分の人生に終わりが無いと思ってるようなもので、
全てのものに「終わり」があるんですね。つまり無になります。
だから、お金の終わりというのは、「無くなる」ということです。
「お金を使う」というのは、一つの「苦」ですね。
だって、何かをしなければならないわけですから、
「何につかおうか」と悩まなければならない。
そういう悩みは、人生にとって「邪魔」とも言えるんです。
では、冒頭の話に戻ります。
500円を寄付する場に居合わせて、
すんなりお金を払っていたら、
「どれだけ楽だったでしょう」か。
すんなり「終わらせる」ことができました。
しかし、「悩んで」しまった場合、どれだけ苦であるか。
また違う終わらせ方を考えて、右往左往しなければなりません。